参考にならない鍼灸院開業

鍼灸師の夫婦が開業までの道のりをリアルに綴ります

うちの夫はなかなか火のつかない備長炭?

物件は決まった。

炉端焼き「じゅん」のマスターのスーパーファインプレーのお陰で、悩んだ割に、決まるのはあっという間だった。

 

ただ問題は店舗があまりに古い事。

 

店舗工事をしなければとてもじゃないけど使えない。

 

ここまで来ると、電気の配線とか大丈夫?漏電とかしないよね?

というレベル。。。

 

えっと…まず…

店舗工事って、何屋さんにお願いするの?

 

大工さん?

建設会社?

工務店

……?

 

 

困った私達は店舗の大家さんの元へ聞きに行く。

 

「工事って、まずどこに何をお願いすればいいのですか?」

 

すると「工務店さんや、個人で動ける職人さんとかに何ヶ所か見積もりを取ってもらったらいいよ」と。

 

 

うちの大家さん、実は隣でレストラン「放蕩」を経営していて、保健所の事や、個人事業を始める時にやっておいたらいい事を、イロイロと教えてくれたのでした。

(ここで私達は後に出てくるであろう、日本政策金融公庫の事を知る事になります。)

 

 

大家さん曰く

「個人の職人さんにお願いすると、安い。ただ店舗となると、保健所との決まり事やデザインも大事だろうから、コミュニケーションが上手く取れる所にお願いするのがいい」とのこと。

 

なるほど!

 

よーし!見積もりか!

バスに乗っているとよく見かける

地域の工務店さん等に何ヶ所か電話!

それに加えて、大家さんの紹介で、個人で動けるという職人さんにも電話。

 

みなさんに見積もりの予約をとった。

 

見積もりって、無料の所もあれば、有料の所もある。私達がお願いした所は全部見積もり無料だったけど、それが普通ではないらしい。

 

確かに、時間と労力を使って、見積もり取ってあげたのに、ごめんなさい他でやりますって言われたら、キツイよなーなんて考えたりすると、気軽に無料で見積もり取ってとは、言えない。大変な仕事だな〜工務店さんも。

なんて、いらぬ心配をする。笑

(そんな暇あったら、自分の心配をしとけー)

 

 

 

そして、まずは地域ではよく見る工務店さんの見積もり当日!

 

 

夫1人でシャッターを開け、待っている

が…

誰も来ない…

30分待っても来ない…

 

……ナンデ??

 

 

困り果てて、電話をすると

「担当者不在」とのこと

折り返しかかってきたその担当者さんは

「あのーすみません、ちょっと忙しくて…

   日程改めて貰えませんか?」

 

「日程空いたら連絡します」

とだけ言って、夫、電話を切り

1人シャッターを閉め帰る。

 

私だったら

「30分待ったのに。まさか忘れていたのですか?」

と怒ったかもしれない。

 

 

でも夫はこんな事では怒らない。

リアルで夫を知る人はわかると思うが

なんというか

なかなか火のつかない備長炭みたいなもんだ。

(一応褒めてるつもり)

 

 

ただ1つ得た教訓は

 

内装工事は信頼を置ける人に頼もうという事。

間違いなく今までの中で

「結婚式」の次に大きな買い物をするだろう。

 

開業するには少ない自己資金だ。

でも私達にとっては大金だ。

若い時に給料の少ない結婚当初に

一生懸命2人で貯めたお金だ。

 

 

私達が運命の物件を見つけたように

必ずどこかに運命の職人さんがいるはず。

 

 

その人に出会おう。

 

未来の自分達がこっちをみて

大丈夫!!

そう言ってるような気がした。

 

 

 

 

 

明日もまた読んでくださ〜い。

参考になりませんが♡

 

 

本人担当は妻でした〜